2011年4月17日日曜日

運転免許

アメリカで生活するためには車が必要だ。しかし車を購入するためにはアメリカの免許が必要だ。ワシントン州の法律によると、この州に6ヶ月以上居住する場合には、入居してから1ヶ月以内にワシントン州の運転免許を取得しなければならないとされている。(6ヶ月を過ぎるとどうなるのだろうか?)

アメリカの自動車免許は州によって違うようで、州外から来たアメリカ人でも、試験を受け、改めてワシントン州の免許を取得する必要があるようだ。

まず学科試験を受ける。日本の試験ほど難しくないが、日本人は、簡単な試験だと思い込み、全く準備をせずに受ける人が多く、1回目で落ちる人が多いようだ。

試験のポイント:
  1. 交通標識を覚える
  2. 道路ごとの制限速度を覚える
  3. 駐車禁止ゾーンの決まりを覚える(フィート表示)
  4. アルコールの許容量0.08%以下
  5. 飲酒運転による事故の確率40%
  6. ヘッドライトの使用方法
  7. 坂道での駐車の仕方
  8. 歩道からの駐車位置12インチ以内
25問中20問以上正解すれば合格。私は3問くらい間違えたと思う。何を間違えたのかよく思い出せないが、1問は「飲酒運転初犯の場合の免許取り消し期間は?」という問題で、90日を選択するべきところ、30日と応えたように思う。

学科試験に合格すると、実技試験の日時を予約する。私はキャンセルがあったので、1週間後に予約できたが、通常はもっと待たされるようだ。

実技試験は自分で車を持ち込む。(初めて免許を取る人はどうするのだろう?)レンタカーの場合は、既得免許の提示と保険加入証明書の提示が必要だ。

実技試験のポイント:
  1. オーバーに安全確認をする
  2. 絶対に制限速度で走る。(遅すぎてもダメ)
  3. ハンドシグナルを覚えておく
  4. 上り坂で駐車する場合、ハンドルを車道側にきっておく
  5. バックで右折する場合、ウインカーを出す
私はバックでの右折でウィンカーを出さずに減点されてしまった。日本ではこのような場合、ハザードを使用する人が多いと思うが、アメリカでは、ハザードは駐車して作業をしているときにしか使わないようだ。

試験中に試験官が色々と話しかけてきて、これに応えながら運転するのが、集中できずに結構大変だった。しかしこれを無視すると、試験官の心証を悪くするので、たぶん採点に不利になると思われる。アメリカ人には簡単な雑談でも、外人には英語のハンディもあるので、実技試験ではこれが一番の試練かもしれない。

実技試験に合格すると、写真を撮り、仮の免許が発行される。正式な免許は郵送されて来るとのことだ。

(続報)
家内も8月に来て、免許を取ったが、家内の場合はSSNがないので、大学の事務局からSEVIS Letterというものを出してもらって、SSNに代えた。研究者(J)ビザで来ている場合、この方法で免許は取得できるので、SSNの交付まで待つ必要はないことが分かった。