アメリカの自動車免許は州によって違うようで、州外から来たアメリカ人でも、試験を受け、改めてワシントン州の免許を取得する必要があるようだ。
まず学科試験を受ける。日本の試験ほど難しくないが、日本人は、簡単な試験だと思い込み、全く準備をせずに受ける人が多く、1回目で落ちる人が多いようだ。
試験のポイント:
- 交通標識を覚える
- 道路ごとの制限速度を覚える
- 駐車禁止ゾーンの決まりを覚える(フィート表示)
- アルコールの許容量0.08%以下
- 飲酒運転による事故の確率40%
- ヘッドライトの使用方法
- 坂道での駐車の仕方
- 歩道からの駐車位置12インチ以内
学科試験に合格すると、実技試験の日時を予約する。私はキャンセルがあったので、1週間後に予約できたが、通常はもっと待たされるようだ。
実技試験は自分で車を持ち込む。(初めて免許を取る人はどうするのだろう?)レンタカーの場合は、既得免許の提示と保険加入証明書の提示が必要だ。
実技試験のポイント:
- オーバーに安全確認をする
- 絶対に制限速度で走る。(遅すぎてもダメ)
- ハンドシグナルを覚えておく
- 上り坂で駐車する場合、ハンドルを車道側にきっておく
- バックで右折する場合、ウインカーを出す
試験中に試験官が色々と話しかけてきて、これに応えながら運転するのが、集中できずに結構大変だった。しかしこれを無視すると、試験官の心証を悪くするので、たぶん採点に不利になると思われる。アメリカ人には簡単な雑談でも、外人には英語のハンディもあるので、実技試験ではこれが一番の試練かもしれない。
実技試験に合格すると、写真を撮り、仮の免許が発行される。正式な免許は郵送されて来るとのことだ。
(続報)
家内も8月に来て、免許を取ったが、家内の場合はSSNがないので、大学の事務局からSEVIS Letterというものを出してもらって、SSNに代えた。研究者(J)ビザで来ている場合、この方法で免許は取得できるので、SSNの交付まで待つ必要はないことが分かった。