2017年2月10日金曜日

つくばりんりんロードと真壁の雛飾り

つくばりんりんロードは、1987年に廃線になった筑波鉄道の線路跡をサイクリングロードにしたものだ。水戸線の岩瀬駅から土浦までの40キロに及ぶ自転車専用道で、廃線後のプラットフォーム跡をいくつも通過しながら、筑波山の裾野に広がる田園風景の中を走ることができる。ただし数百メートル毎に自転車道を横切る交差点(かつての踏切り跡)を通過するので、そのたびに一時停止したり、徐行したりしなければならない。そのため爽快にスピードを出して走りたいローディーには、ちょっと物足りないと思われるかもしれない。

不思議なくねくね道
途中いくつかの町を通過するが、特に真壁地区の古い町並みが印象的だった。ちょうどこの地区が町おこしのために取り組んでいるという「雛祭り」が始まったばかりの時期だったので、商店や旅館の通りに面した部屋に飾られた、絢爛たる雛飾りを幾つも見て歩くことができた。

真壁地区の古い旅館

雛飾り





霞ヶ浦の予科練記念館

霞ヶ浦の北西部には自衛隊の駐屯地がある。ここは終戦まで海軍の航空隊があったところで、当時は戦闘機のパイロットを養成するための予科練が設置されていたところでもあった。その名残で今でもここには予科練平和祈念館という博物館がある。早朝に出発したため、今回は入館できなかったが、次回再び訪れる機会があったら、ぜひ内部を見学したいと思わせる魅力的な建築物だった。

予科練記念館

2017年2月9日木曜日

超Ww~微妙な民泊体験

二日間ほど暇な時間ができたので、自転車で茨城県を南北に縦断してみた。水戸線の岩瀬駅から出発。つくばを経て、土浦から霞ヶ浦の南岸を走り、潮来から利根川を渡って佐原に出る120キロほどのツーリングだった。この位の距離なら1日で走ることも不可能ではないが、電車輪行の時間もかかるので、中間地点の土浦で一泊することにした。この季節の風を考慮して、北から南下するルートをとったので、追い風に助けられ、走りはすこぶる軽快だった。

霞ヶ浦から筑波山を望む

幾つになっても貧乏性の抜けない私は、今回の旅もできるだけ安く済ませるために、初めて民泊を利用してみることにした。ところがこれが超Ww~微妙な宿泊体験だった。Airbnbという海外旅行者向けの民泊紹介サイトを使って、一泊3000円という激安の宿を予約した。サイトの登録者は、Kumarという名前のインド人だったが、実際に行ってみると、一人で暮らしている八十歳過ぎの日本人の家だった。

この老人は、筑波大学の設計を行った建築家だったそうだが、現在は、インドと日本の交流事業に生涯をかけて取り組んでいるとのことだった。それはそれで良いのだが、無類の話好きで、いつまでも話が止まず、部屋までやって来て話し込まれたのには辟易した。一人きりの生活で話相手が欲しいのだろうが、こちらも話し相手のボランティアに来ているわけではないので、これにはほとほと困惑した。

家は古いコンクリート建築で、いろいろなところが傷んでいてた。掃除も時々はしているようだが、トイレなどはコンビニのトイレと同程度の状態だった。部屋にストーブはあったが、非常に寒く、浴室などは、はたして十分にお湯が出るのかわからないようなシャワーしかなかったので、結局この日はシャワーも浴びずに寝てしまった。幸い昼間は追い風の中を走って来て、ほとんど汗もかいていなかったので、それほど不快ではなかったが、次回民泊を利用する場合は、どういう家なのかをもう少しよく「想像」してから予約しなければ、とつくづく思った。

民泊の家
寝室


2017年2月1日水曜日

Vittoriaはこりごりだ

2ヵ月、2,000キロほどしか使用していないVittoriaのrandonneurに、写真のような亀裂が入ってしまった。後輪は、トレッド部がショルダー部から剥がれ、前輪は、トレッドパターンの谷部が避けて、中の白いライナーが見えるようになってしまった。空気圧は常に5.5気圧を保つようにしていたので、過剰気圧ということでは決してない。

丈夫なことを期待して、重量には目をつぶりrandonneurにしたのだが、2か月ほどで使用不能になるとは、心底がっかりだ。ちなみにrandonneurの前は、同じくVittoriaのRubino Proを履いていたが、6か月ほどの使用で、表面の小さな傷から裂け始めたので使用を止めたのだった。もうVittoriaにはこりごりだ。ネット上ではVittoriaの評判は必ずしも悪くはないが、品質にばらつきがあることは間違いない。私は二度とVittoriaを使うことはないだろう。

私はパンクが何よりも嫌いだ。そこでしばらくSchwalbeのMarathonを使用したこともあったのだが、あまりの重量に耐え切れず、1か月で使用を止めてしまったこともある。ただしその頃はホイールの関係で、32Cのタイヤだったので、重さも超級だった。現在は内径17Cのホイールを履いているので25Cのタイヤが履ける。色々と悩んだが、SchwalbeのMarathon 25CをWiggleで注文することにした。25Cなら、現在のrandonneur 28Cよりも若干軽いので、問題なく走れるだろう。

後輪の亀裂
前輪の亀裂