私は2011年にアメリカで開設したBank of Americaの口座を、今でもドルでの支払いなどに便利に使っている。
一週間ほど前、この銀行から突然電話があり、自動音声で、折り返し急いで銀行に電話するようにとのメッセージが流れてきた。これまでにも毎年一回は、住所確認のような手紙が来ていたが、電話がかかってきたのは初めてだ。
私はSkypeでシアトルの電話番号を取得し、銀行にはこの電話番号を登録してある。日本の電話番号でも同じように電話連絡が入るのか不明だが、今回はスムーズに銀行からの連絡を受けることができたので、アメリカの電話番号を登録しておいて本当に良かったと思った。
要件は、W-8BENという税金関係の書類と、ソーシャルセキュルティーナンバーの確認だった。W-8BENは、非居住者の場合、一定額以下の利子などに対する所得税を免除してもらう書類で、銀行は、非居住者の顧客から数年ごとにこの書類を提出してもらい、情報の確認を行う必要があるようだ。まず書類をFAXで送信し、48時間後に再度こちらから銀行に電話して、担当者に一つひとつ内容の確認をしてもらう必要があり、確認作業は20分くらいかかった。
アメリカの口座を持っていると、アメリカのiTunes StoreやeBayなどを利用する場合にも何かと便利なので、帰国後も現地の友人の住所などを借りて、口座を維持している人が多いようだが、今回の銀行とのやり取りで、私は正直に日本の住所に変更しておいて、本当に良かったと思った。実際には住んでいないのにアメリカの友人の住所などにしておいたら、W-8BENではなく、W-9という居住者用の書類を提出することになり、そうすると税金の申告義務なども生じてくるので、面倒なことになるところだった。
帰国後もアメリカの友人の住所などで口座を維持している人は、日本の住所にするとアメリカの口座の維持に不都合が生じるのではないかと考えているのだろうが、少なくともBank of Americaの場合は、日本の住所に変更しても、口座は問題なく維持できる。また昨年は、デビットカードの切り替え年だったが、新しいデビットカードも日本の住所に送られて来て、アクティベーションも問題なくできた。ただし電話番号は、何らかの方法でアメリカの番号を取得し、登録しておいた方が良いように思う。
2017年11月25日土曜日
2017年11月18日土曜日
Windowsでメール送信のスクリプトを使う場合の注意点
久しぶりにWindowsでメール送信のスクリプトを使う必要があって、簡単なスクリプトを書いたのだが、Gmailのsmtpを利用しようとして、最初、どうしても認証が通らずハマってしまった。
Windowsのスクリプトを使用してメールを送信するためには、Windowsスクリプト(VBScript)を利用する方法や、Powershellを利用する方法など幾つかの方法がある。
Windowsスクリプト(VBScript)は、Windows XPなどの古いOSでも使用できるので、最も汎用性が高い。しかしVBScriptをメール送信に利用する場合には注意が必要だ。VBScriptのCDO.Message は、smtp(ポート25)とSSL(ポート465)にしか対応していないので、TLS / STARTTLS (ポート587) の SMTP 認証には利用できない。この点の情報はネット上にはほとんど出ていないので、注意が必要だ。
Powershellを使用してSSLやTLS / STARTTLSの認証を利用する場合には、. NET FrameworkのSMTPメール送信クラス(System.Web.Mail.SmtpMail)を使用する必要がある。従ってPowershellスクリプトを使用する場合には、. NET Framework 2.0以上がシステムにインストールされている必要がある。
しかし、最もハマったのは、GmailのSMTP認証を通すための準備作業だ。以前は特別な準備など必要なく、簡単にGmailのsmtp(ポート 25)を利用してメールが送信できたのだが、スパムメールの送信に悪用されたりしたためか、現在Gmailのsmtpを利用するためには以下の準備作業が必要になる。
以上の準備をして初めて、WindowsのスクリプトからGmailのsmtpを利用できるようになる。これらの情報は、ネット上には散発的にしか出ていないようなので、まとめておくことにした。
Windowsのスクリプトを使用してメールを送信するためには、Windowsスクリプト(VBScript)を利用する方法や、Powershellを利用する方法など幾つかの方法がある。
Windowsスクリプト(VBScript)は、Windows XPなどの古いOSでも使用できるので、最も汎用性が高い。しかしVBScriptをメール送信に利用する場合には注意が必要だ。VBScriptのCDO.Message は、smtp(ポート25)とSSL(ポート465)にしか対応していないので、TLS / STARTTLS (ポート587) の SMTP 認証には利用できない。この点の情報はネット上にはほとんど出ていないので、注意が必要だ。
Powershellを使用してSSLやTLS / STARTTLSの認証を利用する場合には、. NET FrameworkのSMTPメール送信クラス(System.Web.Mail.SmtpMail)を使用する必要がある。従ってPowershellスクリプトを使用する場合には、. NET Framework 2.0以上がシステムにインストールされている必要がある。
しかし、最もハマったのは、GmailのSMTP認証を通すための準備作業だ。以前は特別な準備など必要なく、簡単にGmailのsmtp(ポート 25)を利用してメールが送信できたのだが、スパムメールの送信に悪用されたりしたためか、現在Gmailのsmtpを利用するためには以下の準備作業が必要になる。
- 最初に、スクリプトを使用するPC(これ重要)からGmailのアカウント設定にアクセスして、「安全性の低いアプリによるアカウントの使用」を許可する。
- Gmailの「2段階認証」を設定していない場合には、「2段階認証」の設定を行う。
- Gmailの「アプリパスワード」を取得する。アプリパスワードは、スクリプトを使用するPCごとに取得する必要がある。(アプリパスワードは複数のPCで使い回すことができない。)
- アプリパスワードを、メール送信スクリプトのパスワード欄に記入する。
以上の準備をして初めて、WindowsのスクリプトからGmailのsmtpを利用できるようになる。これらの情報は、ネット上には散発的にしか出ていないようなので、まとめておくことにした。
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